※不定期更新 7/12記
Q.はじめての方が迷い込むことはありますか?
A.今のところ有りませんが、そんな人にははじめまして。
そうでない方は、おはようございます。さん……染谷です。
さて今回は、知っていても役に立たない演劇用語:その2です。
SS……ショートショート、ではなく、トリプルエスのランク下でもなく、【サイドスポット】という名称です。照明の一種でして、舞台袖から舞台に向けて光を入れる装置のことです。
なので、演技中にそちらの方向を向くと大変面白いことになります。角度によっては観客席に光が直撃する場合も。
転がし……基本的にはSSとあまり変わりません。これらの違いとしては高さが挙げられます。SSが脚立方式なのに対し、転がしはその名の通り、地面に転がして使います。
これも角度によっては客席へ光を放つことになるのですが、SSとの用法の違いがあります。転がしは計算して設置されます。
場面転換の際・早着替えの際・シーンを印象付けたい際……「観客への目くらまし」の手段として、転がしがあったりします。
舞台は前面の客席より多少高い所にあることが多いので、舞台に立てるSSよりは、地べたの転がし、というわけです。
ホリ……芸人じゃないですね。正式名称:【ホリゾント】。
舞台の一番奥には、巨大なスクリーンがあることが多いのですが(講演の際には、プレゼンテーションを映すなど)、演劇で使う際にも様々な使い道があります。
それこそ映像を流したり(流れ星の演出とかですね)もしますが、その用法の一部に、「背景の色を入れる」というものがあります。
たとえば、高い所にいる、というのを表現するために空色を入れたり、火事を表現するのに赤を入れたり、といった具合です。
こういった、「スクリーンに色を映す」照明手段がホリゾントです。上・下で二色入れられるので、色々な配色が試せて楽しいです。
暗幕……ホリ⇔暗幕という互換性があります。スクリーンを使わない時には、手前に真っ黒な幕を引くことが多いのです。平たく言うなら、「黒を背景とする」手段ですね。
ほかにもいろいろ教わった気がするのですが……思い出したらまた付け足します。
自己紹介? 諦めました。それでは、またいつか。
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